自分や家族のスマホはいいんですが、離れたところに住んでいる親のスマホに困ったことないですか。ようやくガラケーからスマホに変えさせたのはいいのだけれど。
おばあちゃんのスマホのサポートってどうしてる?
我が家は100%iPhoneユーザーです
我が家は全員が「iPhone」のユーザーです。
全員が機種変更経験済みで、長い人で5年目くらいかな。
わからないことがあっても、すぐに家庭内で質問ができていい。
しかもヘビーユーザー(高校生)がいるので、たいていはその場で結論が出ます。
たかが電話じゃないか・・というのはガラケー時代の話。
どうみても高性能コンピューターであるスマホ。バッテリーもこの数年で能力が飛躍的に上がったから、使い勝手は敵なしの状態。25年以上パソコンを使いこんできた私ですら、使用頻度はパソコンを超えてしまっています。それもはるかに上、です。
使えば使うほどに利便性が高まる印象ですね。日進月歩以上のスピードで進化していくアプリに至ってはガンガン使ってる人に聞くのが早い。情報通が身近にいるかどうかで使い勝手やパフォーマンスに大きな差が出ます。
高齢者には専用スマホでも難しい
そうなると、私の親世代は明らかに不利ですね。ましてや同居してない私の親のような高齢者世帯ではなおさらハードルが上がっています。
携帯電話のように「使っているうちに慣れていくさ」と甘く考えていると、あまりの複雑さに圧倒されることになります。「高齢者仕様のスマホ」はいろいろ工夫されていますが、それでも使用感がガラケーとは全然異なります。こればかりは仕方ないですよね。
で、そうしたスマホへの工夫が原因となって、大問題をたびたび引き起こすのです。
専用スマホのサポートを誰がするか
大問題というのは、「誰がそのスマホをサポートするのか」という話。
マニュアルをじっくり見て操作を理解するというのは、どの世代でも少数派でしょう。ふつうはよく使う機能を何度も繰り返し操作して身体で覚えていくはず。私もそうでした。
このとき近くで見守ることができれば一番いい。でも離れて住んでいるとそうもいきません。
購入したショップに行きたくても、事前予約制に変わったし、不具合でもなければそう行けるものでもない。コロナも怖いよね。
どのくらいでマスターできるのか、本人には見当もつかないはず。「普通の人はデキる」と思っているから、できない自分に後ろめたさもあるのかも。で、しだいに消極的になっていくのです。
その結果、解約するつもりだったガラケーとの併用が2年近く続きました。
離れた家族の困惑
結局、不便で困っているというぼやきを聞いて、自然と電話でサポートすることになります。
これが別居している家族の宿命?
このとき大きな障害になるのが機種の違い。なにせ見た目も操作感もまるで違うのですから。
トップ画面に何が表示されているかすら、検討がつきません。
これじゃサポートになりませんよね。
そもそもスマホで使われる基本的な言葉やアプリを知らない相手なのですから
言葉は慎重に選ぶ必要があります。
極めて難易度が高いですよ。
「グリーンの地に白の文字でLINEって書いてあるアイコンある?」
「ないねぇ。緑色のやつは白い丸に線が入っているんだけど」
しばらく話してみて、LINEを消去していたことが判明しました。
彼女が説明したアイコンは「インターネット」、すなわちブラウザのこと。
一目で見ればわかることでも言葉にするのはタイヘンです。
おススメは古いiPhoneの活用
疲れますよね。
で解決策として、我が家で眠っていた古いiPhoneを使うことにしたのです。
SIMカードの入れ替えを試すことにしました。
今回は同じドコモだしSIMロックの問題は生じません。※
電源を抜いた状態で行います。しかも規格(大きさ)が同じでないとダメ。
気になるのは外出時のバッテリーの持ち時間ですが
通話に使うのは最大でも10分以内らしい(本人談)ので十分残ります。
iOSのバージョンを最新にしておき、数少ない電話帳をマニュアルで再設定すればほぼ完了。あとはLINEくらいでしょうか。アンドロイド→iOSではトークルームの引継ぎはできませんから、ある意味カンタンでした。
これ以外で作業したのは、アイコンをちょっと大きく表示したくらい。
さらにそのスクショも撮影して印刷してあります。
それを見ながら話をするので、まぁスムーズなこと。
結局1回も足を運ばないうちにLINEのやり取りくらいはできるようになったのです。
同じ問題に悩む方に役に立てばいいんだけど。
なおトライされるときは慎重に。自己責任でお願いします。
※ちなみにauスマホでやったときにはダメでした。
iPhoneでSIMカードを認識してくれなかったのです。
これについてはまた別記事で対策をまとめる予定です。
ps.
それでも、こんなやり取りが何回か続きました(笑)
「画面の下にあるボタンを押して」
「どのボタン?」
「1個しかないはずだけど」
「うんにゃ、4つ並んでいるよ」
「画面の外を見てほしいんだけど」
「だから、4つ並んでいるよ」
この会話ではアイコンとボタンの区別がついておらず、ホームボタンを押してほしかっただけなのに、10分ほどかかってしまいました。
「だ~か~ら、丸い凹んでいるボタンがあるでしょ」
「なんだ、こんな下にあるじゃない!」